20.チェナ温泉満喫中
日付:1/19（木）
※日本時間:1/20（金）
場所:チェナ温泉（アメリカ）
天気:晴れ
気温:最高-17°/最低-22°
【チェナ温泉満喫中】
朝起きて、まずは温泉へ。
露天風呂なので更衣室から温泉まで、-20°の中、水着一枚で歩く15mがめちゃくちゃ寒い。
小学校の時プールにあった地獄のシャワーならぬ地獄のロード。
温泉まで辿り着けば、40°ぐらいあるのであったかい。
寒い中入る温泉は最高ですな。
首から下は温かい、首から上は寒い。
温泉の湯気で髪が湿気を含むが、寒いので髪が凍る。
パキパキ。
身も心も温まったので温泉を出ようとするが、出るためにはあの地獄ロードを通らないといけないため、相当な覚悟が必要。タイミングも必要。
1.3人分ぐらいしか通路幅がないので、反対側から人が来たら詰む。
温泉の後は部屋に戻り休憩し、夜ご飯へ。
グリルサーモンバーガー $18.75（約2,430円）
高いけど、美味しい。
夜ご飯の後はアイスミュージアムツアーに参加。
中は氷でできた彫刻やBARがある。
ちなみに600ドルでこの中の部屋に泊まれるらしいが、もちろん暖房器具もないので、絶対寒い。泊まりたくない。
これが部屋。
しろくまのベッドのみ。
寝心地は…想像にお任せします。
アイスミュージアムで冷えた体を温めるために、夜の温泉へ。
ライトアップされている。
温泉で体は温まったが、あの地獄ロードを通るので体が冷える。本末転倒。
ちなみに室内にジャグジーもあるが、35°ぐらいしかないのでぬるい。
夜は今日もオーロラツアーに参加。
また雪上車に乗り昨日と同じ山頂へ。
今日は全くと言っていいほどオーロラ出ず、天体観測状態。
どこを見ても満天の星空が広がっているのでこれだけでも見に来る価値はある。
ただ、ただ、オーロラ期待してた。
予報では前日より観測レベルが高いってなってたからね。
結局、オーロラが現れたのは退散20分前。
チェナ温泉に戻ってきてからの方がよく見えました。
長かった1日を終え、アラスカ旅も残すとこあと2日です。
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19.今も昔もチェナ温泉は憩いの場
日付:1/18（水）
※日本時間:1/19（木）
場所:チェナ温泉（アメリカ）
天気:晴れ
気温:最高-17°/最低-19°
【今も昔もチェナ温泉は憩いの場】
フェアバンクス市街を離れ、"Chena Hot Springs（チェナ温泉）"にやってきました。
チェナ温泉は、ゴールドラッシュに沸いた1900年代、フェアバンクス鉱山で働く作業者の憩いの場としてされていました。
ただ当時は道の状態が悪く、フェアバンクスからチェナ温泉まで来るのに1~3週間かかってらしい。
その後、道が整備されたことで、温泉がより身近な憩いの場となり、今ではアラスカの人気観光地に。
17時、フェアバンクス空港発のシャトルバスに乗り出発。
約1時間半かけて到着。
まずは、チェックイン。
チェックイン後、部屋の鍵と一緒に温泉パスをもらいます。
これがあれば温泉に入り放題の最強無敵パスです。
※フェアバンクスから日帰り温泉ツアーもあるが、今回は宿泊しゆっくりすることにしました。
21時半からアラスカ旅初のオーロラツアーを予約しているので、一旦部屋に荷物を置いて、すぐに夜ご飯。
サーモンベーコンサンドイッチ $18（約2,300円）
チェナ温泉内にレストランが一つしかないため、全ての料理がチェナ温泉価格。
いや〜高い。
食べ終わって部屋に戻りオーロラツアーの用意をして、21時半、雪上車に乗って山頂へ出発。
頂上に着くとそこからは4時間のフリータイム。
頂上には簡易ロッジがあり、オーロラが見えない時や寒くなった時はみんなそこに避難している。
このロッジではコーヒーなどのホットドリンクが無料で飲めるので、オーロラを見て、ホットドリンクを飲んで体力を回復し、外に出てオーロラを見て…の繰り返し。
また、カップヌードルも無料。
マイナス25度の寒空の中、オーロラを見ながら食べるカップヌードルは、今まで食べたカップヌードル史上、一番贅沢で美味しかったです。
ここからは、復活した一眼カメラ（故障していたカメラの電池届きました）で撮った写真載せます。
このオーロラ見たら、もう言葉は必要ないですね。
宇宙規模で発生するオーロラからしたら、人間の悩みなんて見えていないんだろうな〜。なんて思いながらぼーーーっと空を見上げていました。
明日は温泉に入って、アイスミュージアムのツアーに参加して、オーロラツアーにも参加する、ハードな1日になります。
それでは。
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18.旅をする木
日付:1/18（水）
※日本時間:1/19（木）
場所:フェアバンクス（アメリカ）
天気:曇り
気温:最高-19°/最低-24°
【旅をする木】
”ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地ほど大きい”
〜旅をする木【星野道夫(1999). 文藝春秋】〜より
星野道夫さんの影響で、アラスカに興味を持った人は多いのではないか。
僕もその一人である。
『星野道夫は学生の頃から北方の自然に憧れを抱いていた。19歳のある日、古書店で出会った海外の写真集「ALASKA（ナショナル・ジオグラフィック・ソサエティ刊）」に掲載されたエスキモーの村「シシュマレフ」の航空写真に強く魅せられ、住所も分からない村の村長宛に手紙を書く。半年後に届いた返事をきっかけにアラスカに渡り、念願の「シシュマレフ村」でひと夏を過ごす。この村での経験が後に写真家の道を選び、アラスカへ渡ることにつながった。（星野道夫HPより）』
僕は星野さんの写真を見て、アラスカに対する憧れが更に強くなった。
去年は横浜で開催された写真展にも行った。
「旅をする木」は星野さんがアラスカで実際に体験した話が日記のように綴られている。
この本の中で個人的に印象深いのが、星野さんと友人の編集者が、アラスカの海でザトウクジラの群れに出会った後にその友人が語った言葉。
「東京での仕事は忙しかったけれど、本当に（アラスカに）行って良かった。何が良かったって？それはね、私が東京であわただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない、それを知ったこと・・・」
自分が日本で仕事に追われていたあの日のあの瞬間も、ここアラスカの海ではクジラの群れが水しぶきを上げながら、飛び上がっていたかもしれない。
読んでいる人が今、何をしているかわからない。
通勤中なのか、寝る前なのか。
何気ない生活の中にある"今この瞬間”、ここアラスカの海ではクジラが飛び上がっているかもしれない。
もっとも、これはアラスカのクジラに限った事だけではない。
サバンナでライオンが雄叫びをあげ、南極でペンギンが泳ぎ、南国でカラフルな鳥が空高く飛び上がったかもしれない。
地球上のどこかでは太陽が昇り、一日が始まり、どこかでは太陽が沈み、一日が終わる。
同じ瞬間に地球上ではさまざまな事が起きている。
あわただしく仕事に追われ、過ぎていった時間の裏には、同じ世界でゆったりと時が流れる、そんな時間もある。
今回アラスカに来たことで、この先仕事や何かに追われた時には、ふと、アラスカのクジラを思い出すのかな。
そうすると心に余裕が生まれる気がする。
このクジラ（サバンナのライオン、南極のペンギン、カラフルな鳥など）を自分の中に増やしていく事こそ、僕が日本を出て海外に行く理由なのかもしれない。
※ここまでクジラ、クジラ言ってますが、今回はクジラ見てません。冬なので見れません。笑
ちなみに星野道夫さんは、僕が今住んでいる千葉県市川市生まれで、市川市の名誉市民です。
本当にたまたまですが、アラスカに惹かれたのも何かの縁かもしれません。
ということで、贅沢にアラスカで「旅をする木」読みます。これもやりたかったことの一つです。
「旅をする木」を持ってアラスカを旅してると、星野道夫さんと一緒に旅をしている気分になります。
最後に。
この内容のブログを書くにあたり、星野道夫事務所さんに問い合わせたところ、快く使用承諾をいただきました。
今フェアバンクス空港にいますが、星野さんもここを訪れたと考えたら不思議な気分です。
自分と同じようにアラスカに憧れた僕を応援してくれてるような気がします。
それぐらい良い事続きの旅になってます。
星野道夫事務所HP
https://www.michio-hoshino.com
今日はここで終わります。
"短い一生で 心魅かれることに多くは出合わない もし見つけたら大切に…大切に…"
星野道夫（Michio Hoshino）
17.フェアバンクス最後の日
日付:1/17（火）
※日本時間:1/18（水）
場所:フェアバンクス（アメリカ）
天気:晴れ
気温:最高-17°/最低-21°
【フェアバンクス最後の日】
1/17
いよいよフェアバンクスで丸一日観光の出来る最後の日。
1/7夜にフェアバンクスに着いてからあっという間に10日が経った。
明日の夕方にはアラスカの別の場所に移動するので、今日はフェアバンクスでの10日間を思い出しながら散歩することに。
今まで何回も通った道や、初めて通る道。
若干おセンチな気分です。
この10日間を振り返りながら歩いていたら、森の中に白い吐息を発見。
遂に会いました。ムース。
欲を言えば角が生えていて、立ち上がってるムースを見たかった。
でも野生ムース。見れて満足です。
（ちなみに角はオスしか生えず、毎年冬になると落ちて生え変わる）
フェアバンクス最後に見れて良かった。やっぱりこの旅はツイてる。
その後はアラスカの日本食が気になり、"Ajimi"へ。
BランチBOXを注文。
内容は"照り焼きチキン、エビの天ぷら2尾、寿司2巻、サラダ、カルフォルニアロール"これにコーラを注文。味噌汁はお通しで付いてくる。
見た目も味も日本食に近い！どれもおいしい！
でもこのエビの天ぷ…ら？
最後に"エビの天ぷら〜エビフライ風〜"を食べ、これでフェアバンクスでの生活が終わりです。
楽しかったな〜フェアバンクス。
街も、人も、寒さも、自然も、オーロラも。本当に最高でした。
今まで同じ場所に長期間（10日は長期間に入るのか？）滞在したことがないからかな？
今、フェアバンクスを離れるのがすごい寂しく感じる。
街は、高いビルがなく空が広がっていて、
人は、とても親切で何度も助けてもらい、
寒さは、気持ちの良い寒さで、
自然は、もう言うことなし！
オーロラも…と言いたいとこだが、滞在10日間で感動したのは1回だけだったのでまだ満足していない。
明日(18日)・明後日(19日)と、この旅初めてオーロラツアーに参加するので、綺麗なオーロラが見れたらいいな。
いや、きっと見れるはず。この旅は良いことが続いている。
憧れていたアラスカ旅の締めくくりに、"アラスカの本気" 見せてください。
もっともっとアラスカを大好きにさせてください。
フェアバンクスを離れるの嫌やけど、明日からは、また楽しみです。
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16.歩いた分だけ増えるお気に入りの場所
日付:1/16（月）
※日本時間:1/17（火）
場所:フェアバンクス（アメリカ）
天気:曇り
気温:最高-16°/最低-21°
【歩いた分だけ増えるお気に入りの場所】
昨日(15日)は1日宿に引きこもっていたので、今日は外に出ることに。
早起きしてバス停に向かうが、今日はバスが動いていないらしい。
月曜なのになんでだ？と思ったら、
"I have a dream"で有名なキング牧師記念日で祝日だからとのこと。
ということで、またまたヒッチハイク。
一通り観光はしたので、街ブラすることに。
まずはホームセンターへ。
外にはムースの置物があり、店内には剥製が飾ってあった。
結局まだムースには会えず。いつになったら会えるのかね。
ホームセンターに普通に銃が売っているあたり、アメリカっぽい。
後は目的もないので街を探索。
アラスカのナンバーかっこいいな。
お昼時になり、最近はずっと宿でステーキと玉ねぎ生活だったので、久々に他の物が食べたいと思い、途中にあった"DW GRILL ALASKA"へ。
店員さんも親切でおいしかったが、量が多い。
最後は苦しみながら平らげました。
お腹も満たされたので、宿まで1時間かけて歩いて帰ることにした。
"Eskimo Village Rd"発見。
そこからは自然の中を歩く。
歩いたら歩いた分だけ、良い景色が見つかる。
ガイドブックには載っていない自分だけのお気に入りの場所。
海外に行った時はとにかく歩く距離が半端ない。平気で1日20km、30km歩く。
これは、交通費節約のためでもあるが、その街の空気を全身で感じるために歩いてもいる。
歩いていなかったら出合わなかったであろう景色を見て感動する。そういった場所が増えると、より一層その街の事が好きになる。
名前のついた観光地が良いのはもちろんだが、
案外、日本に帰ってからふと懐かしくなるのはこういう風景だったりする。
なので旅行に行った時（特に海外）は、ぜひ散歩することをおすすめします。
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15.感動のオーロラ編
日付:1/16（月）
※日本時間:1/17（火）
場所:フェアバンクス（アメリカ）
天気:曇り
気温:最高-16°/最低-21°
【感動のオーロラ編】
1/14、宿に帰るといつも以上に騒がしかった。
『今日は良いオーロラが見えるかもしれない！』とのことなので、慌ててツアーを予約する人や、オーロラに備えて急いで夜ご飯を食べる人など、みんなバタバタしている。
僕は電池の故障により、まだ一眼カメラが使えないので、（宿の前から見えたらいいな〜）ぐらいの軽い気持ちだった。
でもアラスカの大自然は、いい意味で期待を裏切ってきた。
生き物のように動くオーロラ。
慌ててiPhoneとデジカメを部屋に取りに帰り、撮影。
いや〜感動。ほんとは一眼カメラで撮りたかったけどね。
4年前、ノルウェーで初めてオーロラを見た時もすごい感動したけど、今回も初めて見たテンションで感動した。
この気持ちはオーロラ以外では味わえない気がする。
そして、これが宿を出て目の前の道で見れる贅沢さ。
そりゃアラスカに憧れる人が多いのも納得するよ。
このオーロラを見て、自分がアラスカに憧れた理由が少しわかった気がした。
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14.LOVE ALASKA
日付:1/14（土）
※日本時間:1/15（日）
場所:フェアバンクス（アメリカ）
天気:晴れ
気温:最高-15°/最低-21°
【LOVE ALASKA】
急にアラスカへの愛を伝えるとか、そういうことではございません。
今日は、"LOVE ALASKAモニュメント"を見に行きました。
観光地によくあるモニュメントです。
普段はあまり興味をそそられないが、それがアラスカとなれば話が変わってくる。
宿からLOVE ALASKAモニュメントまでは、バスで行けなくもないが、少し不便なルートになるため、1時間かけて歩いて向かうことにした。
途中からは凍った川の上を歩く。多分これが一番の近道。
ちなみにこの時期はスノーモービルが走れるぐらい、頑丈に凍っているので、割れて落ちる心配はない。
水面に近づくにつれ硬くなっているが、上に積もっている雪は、砂浜ぐらいサラッサラでした。
蹴り上げて遊びながら歩いてました。
30分ぐらい川を歩いてようやく到着。
興奮しました。
今日はLOVE ALASKAモニュメント以外何もないので、同じような写真多めです。
これはお気に入りの写真です。
写真を撮ってると人が来たので撮ってもらいました。
ちなみにこのモニュメントの後ろは私有地らしく、川が凍っていないとここまで来ることが出来ないかも。
もしくはカヤック体験みたいなもので来ることが出来るのか？
往復2時間かかりましたが、LOVE ALASKAモニュメント、見れて良かったです。
携帯の待ち受けにしました。
いよいよフェアバンクスの滞在も残り3日程となります。
フェアバンクスの後は、アラスカの別の地域に2泊し、一度フェアバンクスまで戻ってきてアメリカ本土に行きます。
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